再受験を目指される方へ

今年度の社会保険労務士試験を受験され、早くも来年度に向けて準備をされている方も多いかと思います。そこで、再受験を目指される方へのアドバイスを綴ってみたいと思います。
1.平成28年度本試験を省みる
せっかくの受験経験を次回に生かさない手はありません。まずは、今年度本試験の総括をしましょう。必ずや次回の試験にとってアドバンテージとなります。
(1)勉強の方法や時間の取り方について「もっとこうすれば良かった」と思うことを洗い出す
(2)本試験の直前、前日、当日の状況について、精神的なものを含めて、思い出せることをすべて書き留めておく
(3)本試験問題を復習しながら(出来れば本試験解答・解説会に出席して)「何が足りなかったのか」を明確にする
2.次回の本試験に向けてやるべきことをはっきりさせる
点数が足りなかったからといって、闇雲に猛勉強をしても意味がありません。やるべきことをはっきりさせて、確実にそれを実行して行きましょう。
(1)過去問(一部の難問・奇問を除く。)を徹底的にマスターする(本試験での出題確率は5割以上)
(2)来年度の改正事項を早めにピックアップする(本試験での出題確率は約1割)
(3)労働保険徴収法を完璧に仕上げる(論点が浅く、かつ少ないため、唯一満点(6点)を目指せる科目)
(4)択一式の総合点を伸ばすため、得意科目を作る(厚生年金保険法がおすすめ)
(5)学習する法律のすべての目的条文をノート化し常に携帯する(「目的条文」は、選択式のトレンド)
(6)労働経済の過去問(出題箇所)を分析し、データ上の用語の意味をまとめる(労働一般の選択式対策)
(7)本試験問題は、おおむね以下の難易度構成(「平易」をすべて得点、「普通」を半分得点すれば合格ラインに届く構成)になっているため、難問対策は最小限(直前期の予想問題等)に止める
・選択式 40問中、平易15問、普通20問、難問5問(過去15年間の平均値です)
・択一式 70問中 平易30問、普通30問、難問10問(過去15年間の平均値です)
(8)第1回の模擬試験を第一のゴールとして学習計画を作る

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