社会保険労務士試験「プチ講座」

 みなさん、こんにちは。本日は、「労働保険徴収法」の試験対策についてお話ししたいと思います。
 ご承知のとおり、この科目には「選択式」試験がありません。したがって、他の科目のように重要条文等について一言一句で読み込む(「用語」をマークする)必要はありません。その分、省エネ学習をすることができます。
 「択一式」は全部で6問出題されますが、6点満点を狙わなければならない科目です。(この科目以外に「確実に総合点を底上げできる」ものがないからです。)
 労働保険徴収法は、労働保険料の徴収に係る「手続き法」です。労災保険法や雇用保険法と密接な関係にはありますが、この法律自体には「保険者」や「被保険者」や「給付」に関する規定はなく、ある意味単純なルール(言葉の方程式)を一つひとつ押さえて行くことで、確実に得点力がアップします。
 問題の論点も他の科目に比べて非常に浅く(捻ったり、捏ねったりしない)、論点の数も全部で150程度しかありません。(ちなみに厚生年金保険法の論点は、1,000~1,500程度あると思います。)したがって、徹底的に過去問を潰して行くこと、これに尽きます。
 最近は、そのことを受験生に見破られているのを知ってか、やたらと問題を長文化する傾向にありますが、論点は相変わらずです。むしろ、そういった作戦に動揺しないことが本試験当日の重要ポイントになります。
 次回は、「健康保険法」の試験対策についてお話ししたいと思います。

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