本日の受験弁当
〔問1〕択一式定番問題(労働基準法)
使用者は、労働契約の不履行について、労働者に対し損害賠償を請求してはならない。
〔問2〕労一選択式(平成29年版労働経済白書)
フリーターは2014年以降減少を続けており、2016年は前年差12万人減の【 A 】となった。内訳としては25~34歳が同5万人、15~24歳では同7万人の減少となっている。また、若年無業者についてみると、2016年は25~29歳が前年差1万人減となった一方で、15~19歳、30~34歳で同1万人増加し、全体で同1万人増の【 B 】となったが、長期的には横ばいで推移している。
- 選択肢A
①55万人 ②105万人 ③155万人 ④205万人
- 選択肢B
①27万人 ②37万人 ③47万人 ④57万人
〔問3〕労一選択式(平成29年版男女共同参画白書)
総務省「労働力調査(詳細集計)」によると、平成28年における女性の非労働力人口2,845万人のうち、274万人が就業を希望している。現在求職していない理由としては、「【 C 】」が最も多く、33.0%となっている
一般労働者における男女の所定内給与額の格差は、長期的に見ると縮小傾向にある。平成28年に,男性一般労働者の給与水準を100としたときの女性一般労働者の給与水準は【 D 】と、前年に比べ0.8ポイント縮小した。
平成27年度に都道府県労働局雇用均等室に寄せられた男女雇用機会均等法に関する相談件数は2万3,371件で、そのうち女性労働者からの相談件数は48.9%となっている。相談内容別に見ると、「【 E 】」が最も多く9,580件,次いで「婚姻、妊娠・出産等を理由とする不利益取扱い」が4,776件となっている
- 選択肢C
①適当な仕事がありそうにない ②介護・看護のため
③出産・育児のため ④健康上の理由のため
- 選択肢D
①63.0% ②73.0% ③83.0% ④93.0%
- 選択肢E
①セクシュアル・ハラスメント ②母性健康管理
③ポジティブ・アクション ④配置、昇進、降格、教育訓練等
〔答1〕× 使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならないが、使用者が実際に損害を受けた場合、実損害額に応じて損害賠償を請求することは認められている。(労働基準法16条、昭和22年基発17号)
〔答2〕A:③155万人 B:57万人(平成29年版労働経済白書)
【重要用語(労働経済白書上の定義)】
・「フリーター」とは、15~34歳で、男性は卒業者、女性は卒業者で未婚の者のうち、以下の者の合計をいう。
(1)雇用者のうち「パート・アルバイト」の者
(2)完全失業者のうち探している仕事の形態が「パート・アルバイト」の者
(3)非労働力人口で、家事も通学もしていない「その他」の者のうち、就業内定しておらず、希望する仕事の形態が「パート・アルバイト」の者
・「若年無業者」とは、15~34歳の非労働力人口のうち家事も通学もしていないものをいう。
・「非労働力人口」とは、求職活動をしない、或いはできない人(学生、主婦、老人、若年無業者等)をいう。
〔答3〕C:③出産・育児のため D:②73.0% E:①セクシュアル・ハラスメント(平成29年版男女共同参画白書)
【重要用語】
・「ポジティブ・アクション」とは、男女労働者の間に事実上生じている格差の解消を目指して企業が行う自主的かつ積極的な取組みのことをいう。