白書んクリニック43
- 令和2年版働く女性の実情
(1)令和2年の女性の労働力率を年齢階級(5歳階級)別にみると、「25~29歳」、「30~34歳」、「60~64歳」、「65歳以上」の階級の労働力率について、比較可能な昭和43年以降、過去最高の水準となった。グラフ全体の形でみると、「25~29歳」(85.9%)と「 A 」(81.0%)を左右のピークとし、「 B 」(76.0%)を底とするM字型カーブを描いているが、M字型の底の値は0.7ポイント低下した。
10年前の平成22年と比較すると、すべての年齢階級で労働力率は上昇しており、上昇幅が最も大きいのは「 C 」であった。(15.3ポイント上昇)
また、「30~34歳」では10.0ポイント、「35~39歳」では9.8ポイント上昇しており、グラフ全体の形はM字型から台形にちかづきつつある。
A ① 35~39歳 ② 40~44歳 ③ 45~49歳 ④ 50~54歳
B ① 30~34歳 ② 35~39歳 ③ 40~44歳 ④ 45~49歳
C ① 45~49歳 ② 50~54歳 ③ 55~59歳 ④ 60~64歳
43.
- 令和2年度雇用均等基本調査の概況
(1)平成30年10月1日から令和元年9月30日までの1年間に在職中に出産した女性のうち、令和2年10月1日までに育児休業を開始した者(育児休業の申出をしている者を含む。)の割合は81.6%と、前回調査より1.4ポイント低下した。
平成30年10月1日から令和元年9月30日までの1年間に配偶者が出産した男性のうち、令和2年10月1日までに育児休業を開始した者(育児休業の申出をしている者を含む。)の割合は12.65%と、前回調査より5.71ポイント上昇した。このうち、育休期間が5日未満の取得者の割合は28.33%だった。