社会保険労務士試験・論点ファイル
科目:健康保険法
項目:被保険者
1.個人事業主は、被保険者とならない。(法人の代表者は、被保険者となる。)
●過去問(平成29年度出題)
従業員が3人の任意適用事業所で従業員と同じような仕事に従事している個人事業所の事業主は、健康保険の被保険者となることができる。(×)
2.事業所で所在地が一定しないもの(巡回興行等)に使用される者は、長期にわたって使用されても、被保険者とならない。
●過去問(平成11年度出題)
事業所の所在地が一定しない事業に使用される者で、当初から6ケ月を超えて使用される場合には被保険者となる。(×)
3.季節的業務に使用される者は、日雇特例被保険者となる場合を除き、被保険者となることはできないが、その者が当初から継続して4月を超えて使用される場合は、その当初から(4月を超えた日からではない。)被保険者となる。(当初4月未満で使用される予定であった者が、業務の都合により、たまたま継続して4月を超えて使用されるに至った場合は、被保険者とならない。)
●過去問(平成25年度出題)
季節的業務に使用される者が、当初4か月未満使用される予定であったが、業務の都合により、継続して4か月以上使用されることになった場合には、そのときから被保険者となる。(×)
4.後期高齢者医療の被保険者は、健康保険の被保険者(又は被扶養者)となることができない。
●過去問(平成20年度出題)
健康保険の被保険者が75歳に達したときは、健康保険の被保険者資格を有したまま後期高齢者医療の被保険者となる。(×)
5.船員保険の(強制)被保険者は、健康保険の被保険者となることはできないが、健康保険の疾病任意継続被保険者は、健康保険の被保険者となることができる。
●過去問(平成18年度出題)
船員保険の被保険者及び疾病任意継続被保険者は、健康保険の被保険者になることはできない。(×)