Pickup労働経済2
「令和5年版働く女性の実情/年齢階層別労働力率」
令和5年の女性の労働力率を年齢階級(5歳階級)別にみると、「20~24歳」、「25~29歳」、「30~34歳」、「35~39歳」、「40~44歳」、「45~49歳」、「50~54歳」、「55~59歳」および「60~64歳」の階級の労働力率について、比較可能な昭和43年以降、過去最高の水準となった。
グラフ全体の形でみると、「25~29歳」(88.2%)と、「45~49歳」(83.2%)を左右のピークとし、「35~39歳」(80.1%)を底とするM字型カーブを描いているが、M字型の底の値は前年に比べ1.2ポイント上昇した。
10年前の平成25年と比較すると、全ての年齢階級で労働力率は上昇しており、上昇幅が最も大きいのは「60~64歳」であった(17.9ポイント上昇)。また、「30~34歳」では12.5ポイント、「35~39歳」では10.5ポイント上昇しており、グラフ全体の形はM字型から台形に近づきつつある。