Pickup白書24
「雇用情勢の動向」(その3)
近年、障害者雇用は、ノーマライゼーションが進む中で、大きく進展しており、2023年の雇用義務のある民間企業の雇用障害者数は、前年比4.6%増の64.2万人と、20年連続で過去最高となった。加えて、実雇用率は、前年差0.08%ポイント上昇の2.33%と12年連続で過去最高となり、初めて実雇用率が雇用状況報告時点の法定雇用率を上回った。障害種別でみると、身体障害者は前年比0.7%増の36.0万人となったが、この数年は伸びが鈍化している。知的障害者は同3.6%増の15.2万人、精神障害者は同18.7%増の13.0万人となっており、10年前と比較すると、知的障害者は2倍弱、精神障害者は約6倍とその伸びが近年大きくなっている。