Pickup白書28
「人手不足への対応」
「人手不足」とは、企業の生産活動にあたって必要な労働力を充足できていない状況を指し、この状況を判断するにあたっては、一般に、「有効求人倍率」や「完全失業率」が用いられる。「有効求人倍率」とは、ハローワークで受け付けた「求人数」と求職を申し込んだ「求職者数」の比率である。1を上回れば、企業が提出した「求人数」の総数が、登録された「求職者数」の総数を超えており、求職者一人に対して一つ以上の仕事の募集がある状態を示している。また、「完全失業率」とは、労働力人口に占める完全失業者の割合であり、働く意欲がある者のうち、仕事に就けておらず職探しを行っている者がどの程度かを示す指標である。