毎日ジャブジャブお選択(社一第8回問題)

●社一第7回解答

A ① 属する世帯の世帯主(国民健康保険法113条の2第1項)

B ③ 国民年金法の規定による保険料の納付状況(国民健康保険法113条の2第1項)

C ② 厚生労働大臣又は都道府県知事(高齢者医療確保法80条)

D ③ 労働者災害補償保険による保険給付(船員保険法1条)

E ④ 生活の安定と福祉の向上(船員保険法1条)

●社一第8回問題

本問は、令和2年版厚生労働白書を参照している。

1.年金制度では、少なくとも A に1度、将来の人口や経済の前提を設定した上で、長期的な年金財政の見通しやスライド調整期間の見通しを作成し、年金財政の健全性を検証する「財政検証」を行っている。2004(平成16)年改正以前は、給付に必要な保険料を再計算していたが(「財政再計算」と呼ぶ)、2004年改正により、保険料の上限を固定し、給付水準の自動調整を図る仕組みの下で年金財政の健全性を検証する現在の財政検証へ転換した。2019(令和元)年財政検証では、幅の広い B ケースの経済前提を設定し、どのような経済状況の下ではどのような年金財政の姿になるのかということを幅広く示すことで、年金制度にとって何が重要なファクターなのか、また、持続可能性や年金水準の確保のためにどのような対応があり得るのかなど、様々な議論のベースを提供できる検証作業となるよう留意した。こうした財政検証の結果、経済成長と労働参加が進むケースでは、今の年金制度の下で、将来的に所得代替率 C の給付水準が確保できることが確認された。また、今回の財政検証とあわせて一定の制度改正を仮定したオプション試算を実施した。その結果、被用者保険の更なる適用拡大、就労期間・加入期間の延長、受給開始時の選択肢の拡大といった制度改正を行うことが年金の給付水準を確保する上でプラスの効果を持つことが確認された。

2.我が国における医療及び介護の提供体制は、世界に冠たる国民皆保険を実現した医療保険制度及び創設から D 年目を迎え社会に定着した介護保険制度の下で、着実に整備されてきた。しかし、高齢化の進展に伴う高齢者の慢性疾患の罹患率の増加により疾病構造が変化し、医療ニーズについては、病気と共存しながら、生活の質(QOL)の維持・向上を図っていく必要性が高まってきている。一方で、介護ニーズについても、医療ニーズを併せ持つ重度の要介護者や E 高齢者が増加するなど、医療及び介護の連携の必要性は これまで以上に高まってきている。特に、 E への対応については、地域ごとに、 E の状態に応じた適切なサービス提供の流れを確立するとともに、早期からの適切な診断や対応等を行うことが求められている。また、人口構造が変化していく中で、医療保険制度及び介護保険制度については、給付と負担のバランスを図りつつ、両制度の持続可能性を確保していくことが重要である。

●選択肢

① 2年

② 3年

③ 5年

④ 10年

① 3

② 4

③ 5

④ 6

① 40%

② 50%

③ 60%

④ 60%

① 11

② 16

③ 21

④ 26

① 生活習慣病

② 認知症

③ 糖尿病

④ 肥満症