気をつけて行ってらっしゃい!
社労士試験は「6割5分」得点できれば合格圏内。
難しい問題に出会っても、焦らないことが大切です。
社労士試験はマークシート方式。「答」は、目に見えています。
知らない問題に出会っても、慌てないことが大切です。
本番では、「問題の取捨選択」と「タイムマネジメント」が鍵を握ります。
以下、一例ですが、ご参考まで。
【選択式】「兎にも角にも各科目3点確保」
・労基法は、「法令1問、判例2問」、安衛法は「易1問、難1問」が近年の傾向。
もし、このパターンで来た場合、
労基法の法令1問に確信が持てたら、次に安衛法の易1問を解いて、判例のどちらか1問に集中。長居はしないこと。
労基法の法令1問が微妙であれば、少し時間をかけてでも判例2問を取りにいく。
・労災法、雇用法は、「基本的な知識問題」が近年の傾向。
力まず3点を取りに行けば、自ずと得点できる。
労災法で「判例」が出題された場合は、気後れせず、しっかり文章を読むこと。長い判旨で、最後の方(結論部分)に「穴」が集中している場合は、まず、その附近を軽く下見してから、最初に戻って読み始めること。
雇用法で「事例問題」が出題された場合、「穴」の数が1つであれば必要以上に時間をかけないこと。「穴」の数が2つであれば、1つの間違いで2点失う可能性があるため、少し時間をかけて解くこと。
・労一と社一は、難問が予想される(所要時間の検討がつかない)ため、できれば後回しに。
・健保法、厚年法、国年法は、「易3問、難2問」が近年の傾向。
「全く手も足も出ない」ということはないため、易3問を確実に取ること。ただし、易しい問題ほど勘違いが生じやすいので、気をつけること。
ここまでで40分程度経過。(残り40分程度)
・労一と社一は、全体的に「難問」が近年の傾向。
まず、各10分程度を使って問題をゆっくり読み、正答すべき「3問」に見当をつける。
更に各5分程度を使って、それぞれその3問に全力投球。
「難しい」と感じているのは、みんな一緒。気持ちで負けないこと。
最後の10分程度は、マークにズレがないかを軸に、しっかりと見直しをすること。
【択一式】「3勝2敗のペースで」
・労基法でいきなり「圧」をかけてくることがあるが、これに気圧されないこと。「個数問題」は、少しゆっくり読んで1回で決着をつけること。(ここの7問は、「4勝3敗」でも行ける。)
・安衛法は、少なくとも1問は確実に得点。
・労災法は、問ごとに「難易度のアップダウンが激しい」のが近年の傾向。3問程度ある難問に振り回されないこと。
・徴収法は、「3点ゲット!」の心意気。
・雇用法は、適用、届出、基本手当関係の問題を逃さないこと。
・徴収法は、「個数問題」があっても満点を目指す。
・一般常識は、「4点死守」の科目。
労一の法令問題で1点、社一の法令問題で3点をもぎ取る。
・健保法は、各問の選択肢の中に「奇問」を入れてくるのが近年の傾向。普段から見慣れている問題に正解肢があることが多いので、それを的確に射止める。
・厚年法と国年法は、条文ベースの問題が多いのが特徴。「深読み」をしなければ、各7点は得点できる。「複雑な事例問題」は、思い切って「パス」する勇気も必要。
・「見直し時間」の確保は、問題全体の難易度に応じて、柔軟に調整すること。(見直し時間の長短が合否に影響する確率は低い。)
・「70問」あるので、ラッキーパンチは5点程度入る。これを最大限活かすためには、平易な問題でケアレスミスをしないこと。
本番特有の空気に飲まれることなく、どうか落ち着いて本番に挑んでください!
皆様のご努力が実られることを、心からお祈りしています。