選択式リハーサル④(労一)

次の文中の【   】の部分を選択肢の中の適当な語句で埋め、完全な文章とせよ。(制限時間10分・合格点3点)

1 「令和5年度雇用均等基本調査結果の概要」によれば、令和3年10月1日から令和4年9月30日までの1年間に配偶者が出産した男性のうち、令和5年10月1日までに育児休業を開始した者(育児休業の申出をしている者を含む。)の割合は【 A 】%と、前回調査より13.0ポイント上昇した。

【選択肢A】

① 30.1  ② 40.1  ③ 50.1  ④ 60.1

2 「令和6年就労条件総合調査結果の概況」によれば、令和5年の1年間に企業が付与した年次有給休暇日数(繰越日数を除く。)をみると、労働者1人平均は16.9日、このうち労働者が取得した日数は【 B 】となっており、昭和59年以降過去最高となっている。

【選択肢B】

① 8.5日で、取得率は50.3%  ② 9.3日で、取得率は55.3%  ③ 10.2日で、取得率は60.3%  ④ 11.0日で、取得率は65.3%

3 高年齢者等の雇用の安定等に関する法律第2条第1項において、「高年齢者」とは、厚生労働省令で定める年齢以上の者をいう、とされ、当該厚生労働省令で定める年齢は、【 C 】歳と定められている。

【選択肢C】

① 55  ② 60  ③ 65  ④ 70

4 最高裁判所は、労働者の過労による自殺について、使用者の安全配慮義務違反は認められるかどうかが問題となった事件について、次のように判示した。

「身体に対する加害行為を原因とする被害者の損害賠償請求において、裁判所は、加害者の賠償すべき額を決定するに当たり、損害を【 D 】という損害賠償法の理念に照らし、民法722条2項の過失相殺の規定を類推適用して、損害の発生又は拡大に寄与した被害者の性格等の心因的要因を一定の限度で斟酌することができる。この趣旨は、労働者の業務の負担が過重であることを原因とする損害賠償請求においても、基本的に同様に解すべきものである。しかしながら、企業等に雇用される労働者の性格が多様のものであることはいうまでもないところ、ある業務に従事する特定の労働者の性格が同種の業務に従事する労働者の個性の多様さとして通常想定される範囲を外れるものでない限り、その性格及びこれに基づく業務遂行の態様等が業務の過重負担に起因して当該労働者に生じた損害の発生又は拡大に寄与したとしても、そのような事態は【 E 】ということができる。」

【選択肢D】

① 公平に分担させる  ② 確実に賠償させる  ③ 必要最低限度に算定する  ④ あらゆる面から考察する

【選択肢E】

① 社会通念上相当であるもの  ② 相当因果関係があるもの  ③ 使用者として予想すべきもの  ④ 使用者として予想し難いもの