選択式解答の心得

1.いきなり選択肢を頼らない。(選択肢は、惑わせるため、勘違いをさせるために作っている。)

2.短い文章ほど落ち着いて読む。(主語・述語をしっかり押さえて、何の話が書いてあるのかをまず確認。)

3.択一式の論点(基本数字や重要用語)が半分は出る。(先に片づけ、奇問・難問は後回し、時間配分を強く意識する。)

4.全く見当がつかない場合は、とりあえず選択肢をグルーピングする。

5.同じ符号の空欄があるときは軽く線で結ぶ。(いずれにもピッタリくる用語でなければならない。)

6.テキストベースでない問題は、直前の形容詞、直後の助詞・助動詞との繋がりや接続詞に着目する。(日本語として「正しい文章表現」になるかどうか、何度も入替え・差替えて読んでみる。)

7.同じような意味の言葉の選択肢を繋ぐ。(条文問題以外は、正解肢になりにくい。)

8.「知らない」ことに焦らない・慌てない。(動揺は勘を鈍らせる。)

9.判例は必ずしも難問ばかりではない。(テキストベースで解答できるものもある。)

10.事例問題は、おおむね最後の方に穴があるので、まず選択肢を見て着地点(何を論点にしているか)を確認する。

11.統計問題は、ニュース性が高いところからの出題が多い。(全く分からない場合は、その観点で選択肢を絞り込む。)

12.連穴問題(1つの文章に穴が複数ある場合)は、ボタンの掛け違い(最初の穴)に注意する。

13.問題文中の「穴なしの括弧書きや穴なしのただし書き」は、とりあえず飛ばして読む。(択一式と違って、読まなくても解答に影響しないことが多い。)

14.条文番号におののくな!

15.選択肢の並べ方に作為はない。(数字を除き、あいうえお順に並んでいるだけ。)

16.選択式は、難易度に極端な差がある。(平易な問題を勝手に難しく考えないこと。)

17.労基・安衛は、判例を解く前に、安衛法から行くのも一案。(安衛法の難易度に応じて、判例に費やす時間を調整。)

19.複雑な(難解な)事例問題は、後回し。(どの穴も平等の1点!)

20.選択式に例外考慮はいらない。(書いてあることだけで判断する。)

21.判例以外の長文は、とりあえず斜め読みで論点をフォーカスする。

22.短い条文は研ぎ澄まされている。(前後と重複する表現や、くどくどしい言い回しが出て来くる確率は低い。)

23.困ったときの裁判所弁。(判例問題で選択肢が絞り込めない場合は、判旨特有の表現や言い回しに着目してみる。)

24.「選択式」は、「択一式」と異なり文章自体に引っ掛けはない。

25.満点を目指すな!(全科目を一通り終えるまでは、1科目3点ゲットに集中する。)