社会保険労務士試験「プチ講座」
みなさん、こんにちは。本日は、「労働安全衛生法」の試験対策についてお話ししたいと思います。
具体的なお話しの前に、この法律の試験における「立ち位置」について確認しておきましょう。
労働安全衛生法は、「択一式」は3点(3問)、「選択式」は2点(2つの空欄)の配点となっています。すなわち、得点源にはなり得ません。
一方、その範囲は膨大です。施行規則などの細則まで入れると約3千の条文が規定されています。
このことから、的を絞って効率よく勉強すること(絶対獲得点数を択一式、選択式ともに1点に設定すること)が得策となります。。
それでは、具体的に「その的はどこにあるのか」をお話しします。
まず、「択一式」についてですが、「安全衛生管理体制」と「健康診断(面接指導・ストレスチェックを含む)」がその的になります。特に「安全衛生管理体制」については、ほぼ毎年1問出題されていますので、徹底的にマークする必要があります。また、今回の改正事項である「ストレスチェック」は要注意!です。
次に、「選択式」についてですが、上記の2つの項目に加えて、「基本条文」がその的になります。「基本条文」とは、通常のテキストに記載されている条文(約50程度)です。択一式ではほとんど出題されない総則部分(第1条~第5条)や機械等、危険物及び有害物に関する規定がねらい目になります。「選択式」を意識してしっかり読み込みを重ねて行くことが大切です。
次回は、「労働者災害補償保険法」の試験対策についてお話ししたいと思います。