社会保険労務士試験「プチ講座」

 みなさん、こんにちは。本日は、「労働者災害補償保険法」の試験対策についてお話ししたいと思います。
 労働者災害補償保険法(以下「労災保険法」といいます。)は、「社労士試験のガラパゴス」と言われています。
 どういうことかといいますと、他の法律に比べて、ここ10年ほど大きな改正が行われていない(一昔前とほとんど変わらない)ということです。
 したがって、「択一式」については、徹底的に過去問を潰して行くこと、これに尽きます。もちろん、毎年、1~2問程度は重箱の隅をつつくような問題(難問・奇問)が出題されますが、それが出来なくても合否に影響を及ぼすことはありません。(むしろ、本試験ではそういった問題に惑わされない、振り回されない「平常心」がとても大切になります。)
 「選択式」については、平成23年度、25年度に、万人が予想し得ない超難問(いずれも2点救済)が出題されましたが、こういった問題(前後の文脈から答を導き出すいわゆる「文章問題」)はこの法律に限られたことではない(毎年いずれかの科目で出題される)ため、全科目共通の対策が必要になります。(これについては、別の機会にお話ししたいと思います。)
 労災保険法の「選択式」問題の題材は、多くは「択一式」問題の論点の延長線上にあります。したがって、「択一式」対策で省エネをする分、テキストに記載されている行政解釈や判例に精通すること(良く読んで理解しておくこと)が大切になります。
 次回は、「雇用保険法」の試験対策についてお話ししたいと思います。

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