第55回社会保険労務士試験「択一式」短評
この解答は、速報段階(令和5年8月28日午前9時30分現在)のものであり、後日変更する場合があります。また、試験機関による解答について保証するものではありません。
なお、以下にある「平易・普通・難問」の表記は、過去の本試験を基準に機械的に分類しているものです。
1.労働基準法及び労働安全衛生法
問1(普通)E
問2(普通)E
問3(平易)A
問4(難問)B
問5(平易)A
問6(普通)C
問7(難問)C
問8(平易)E
問9(難問)D
問10(平易)A
【短評】
労基法は問4と問7を除いて比較的平易。安衛法は問8と問10で2点を確保したい。全体で5~6点は確保できる。
2.労働者災害補償保険法(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。)
問1(難問)E
問2(平易)C
問3(難問)E
問4(難問)B
問5(普通)D
問6(難問)E
問7(難問)E
問8(普通)E
問9(普通)D
問10(平易)C
【短評】
労災法は難問が多く、2点確保できるかどうかというレベル。徴収法は細かいところからの出題もあるが、できれば2点を確保したい。4点確保できたかどうかに尽きる。
3.雇用保険法(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。)
問1(平易)E
問2(普通)A
問3(平易)B
問4(普通)C
問5(普通)C
問6(普通)D
問7(普通)A
問8(普通)C
問9(平易)A
問10(平易)E
【短評】
徴収法が3点を確保できる内容であったため、全体で7点を確保したい。
4.労務管理その他の労働及び社会保険に関する一般常識
問1(難問)C
問2(難問)B
問3(難問)A
問4(平易)E
問5(普通)D
問6(普通)C
問7(平易)D
問8(平易)D
問9(普通)E
問10(平易)B
【短評】
労一はできれば2点確保。社一で確実に得点を重ねれば、6点は確保できる。
5.健康保険法
問1(普通)A
問2(平易)B
問3(難問)D
問4(平易)E
問5(平易)C
問6(普通)C
問7(平易)D
問8(普通)D
問9(平易)A
問10(平易)B
【短評】
難問や細かい解釈からの出題もあるが、7点を確保したい。
6.厚生年金保険法
問1(普通)A
問2(平易)A
問3(普通)E
問4(普通)D
問5(平易)B
問6(平易)A
問7(平易)C
問8(平易)D
問9(平易)D
問10(平易)B
【短評】
比較的平易な問題が多かった。読み疲れがあったと思われるが、8点は確保したい。
7.国民年金法
問1(平易)D
問2(平易)C
問3(普通)C
問4(平易)A
問5(平易)B
問6(平易)C
問7(普通)A
問8(平易)C
問9(平易)D
問10(平易)C
【短評】
平易な問題が多く、普段どおりの実力を発揮できれば8点は確保できる。
【全体講評】
近年の傾向通り、労働法関係が難しく、社会保険関係が比較的易しかった。特に労災保険法は難問が多く、今回の試験の鍵を握る科目となった。全体レベルとしては、長文問題が少なかったこともあり、「普通」であった。合格ラインは、45点前後と予想する。(労災・徴収は、3点救済の可能性も否定できない。)